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保育園が決まったら

保育園の入園準備

保育園への入園が決まったら、保育園生活にスムーズに移行できるように、入園準備にとりかかりましょう。

入園後の生活をイメージする

入園後の生活を具体的にイメージして、1日の流れを思い描いてみましょう。何時に起きて準備すれば、保育園に寄っても職場に間にあう?家事はどのタイミングでこなす?買い物はどうする?など。

そうすることで復帰前に何を準備しておくか、足りないサポートはないかなど事前に不安な部分を解消でき、育休明けからスムーズにワーキングマザー生活を始めることができます。

事前に登録できる保育サポートに登録しておく

入園が決まったら、病後児保育施設や保育サービスの登録や下見(顔あわせ)を済ませておきましょう。復職直前に登録したい!と相談しても、タイミングがあわなかった、という場合もあるようです。余裕をもって準備できると安心ですね。

入園準備品を揃える

入園が決まると、園から入園に備えて準備するものが伝えられます。

園やこどもの年齢によって準備するものはちがいますが、思っている以上に用意するものが多くてびっくりしたという先輩ママの声をよく聞きます。直前にあわてなくてもいいように、余裕をもって準備しましょう。

入園後の生活をトライアルしてみる

復職1ヵ月位前になったら、復職後の生活リズムで生活をするようにしましょう。

保育園での生活

保育園は、こどもにとって1日の大半を過ごす、いわば第二の家庭になります。

保育者はこどもたち1人ひとりの思いを受け止め、安心して1日を過ごすことができるように環境を整えています。年齢に応じた活動を通して心を育み、保護者と一緒に日々の成長を見守ってくれます。

ならし保育

入園したばかりのこどもにとって、いきなりの長時間保育は気持ちの上でも、からだにも負担になることがあります。そこで保育園ではパパ、ママの状況や、こどもの様子や経験に応じて「ならし保育」を行うのが一般的です。

園や家庭の状況によっては、慣らし保育がほとんどないケースもあるようですが、状況が許すのであれば、無理なく新しい生活にはいれるよう徐々に慣らし保育の時間をのばしていけるといいですね。

期間や方法については、園ごとに異なりますので、事前に園に確認しておきましょう。クラス年齢や個人差によって慣らし期間は変わりますが、期間は数日から2週間ほどが一般的のようです。

保育園での1日

こどもたちの1日は、年齢により流れがちがいます。特に3歳未満児は月齢や体調によってもちがってきますが一つの目安として公立の認可保育園での1日の流れを紹介します。

0・1・2歳児クラス 時間 3・4・5歳児クラス
開園時間 (随時登園) 7:00 開園時間 (随時登園)
視診・あそび   視診・あそび
排泄・おむつ交換・手洗い・おやつ 8:30 片付け・排泄・手洗い
指導計画に基づく活動   指導計画に基づく教育活動
排泄・おむつ交換・手洗い 10:00 排泄・手洗い
指導計画に基づく活動   指導計画に基づく教育活動
昼食
排泄・おむつ交換・手洗い
11:00 昼食準備・昼食
午睡 12:00 はみがき・排泄・手洗い
  13:00 午睡準備・午睡
  14:00  
起床・排泄・おむつ交換・手洗い 15:00 起床・排泄・手洗い
おやつ   おやつ準備・おやつ
視診・排泄・おむつ交換・手洗い・あそび 16:00 視診・排泄・手洗い・あそび・降園準備
随時降園 16:30 随時降園
閉園時間 19:00 閉園時間

保育園での1年

浦安市内のある公立保育園での1年間の主な行事を紹介します。

仕事をもつ親としては、どのくらい園行事にかかわるのか気になるところですね。園によって異なりますが目安として保護者対象または参加のものに★をつけています。

このほかにも、父母会のある保育園では、父母会主催の懇親会や行事が休日にある場合があります。

4月 進級・★入園式(新入園児保護者のみ参加)
5月 園外保育(1~5歳)・★保護者懇談会(平日の夕方にあることが多い)
6月 ★保育参観または保育参加(平日の一定期間内の希望日に参加)
7月 七夕・すいかわり会・プール開き
8月 水遊び・プール
9月  
10月 ★運動会(土曜日・日曜日にあることが多い)・園外保育(1~3歳)
11月 ★保育参観(平日の一定期間内の希望日に参加)・内科健診・避難訓練
12月 おたのしみ会・もちつき
1月 人形劇
2月 節分会 ・★個人面談(平日の夕方など)
3月 ひな祭り会・★保護者懇談会(平日の夕方など)
お別れ会・★卒園式(卒園児保護者のみ参加)

保育園の先生との関係

0歳~6歳までのこどもの成長は著しいものがあり、不安になることや、どうしたらいいのか分からずはなしを聞いてもらいたいことも出てきます。そんな時に、毎日こどもの様子を見守ってくれている保育園の先生は頼りになる存在です。

保育園の保育時間は朝早くから夜まで11時間以上あるため、朝と夜では先生がちがうことがほとんどです。大半の園では、個別面談や保育参観(保育参加)の機会を設けていますので、そうした機会には忙しくてもできるだけ出席するようにし、先生とのいい関係を築いておけるといいですね。

また、何か心配ごとや相談したいことがある時には、事前に連絡をすれば個別にはなしを聞いてもらえたり、連絡帳経由で相談したりすることもできます。

保護者同士の関係、父母会

保育園ではお互いに忙しいこともあり、送迎時にすれ違う程度の関係という保護者も多いかもしれません。でも、せっかくなら帰る支度の合間や帰り道などの挨拶を積極的にすることでお近づきになれるといいですね。

また、園によっては、保護者懇談会や父母会で保護者同士の交流ができる機会がある場合もあります。こうした機会にも、都合をつけて参加すると、いままで見えなかった園でのほかのこどもとの関係や、先生との関係なども見えてきたりするようです。

園生活では、こども同士のトラブル(かみつきやケンカなど)もよくある話です。やった、やられた、もお互い様といえる関係があるのとないのとではちがいます。小さいころからずっと通わせている保護者、途中の学年から入園した保護者など、さまざまですが、お互いに忙しい中で子育てを頑張っている親同士、いい距離感でおつきあいできるといいですね。