障がいのあるこどもを抱えた家族には精神的・経済的なサポートは欠かせません。利用できる支援や制度の一部をご紹介します。
相談窓口
1人でかかえこまず、まず相談してみませんか。
子育て支援室(浦安市子育て支援センター)
子育ての相談窓口。どこに相談していいか分からない、だれかにはなしを聞いてもらいたい時に地域子育て支援員が直接または電話で応じてくれます。インターネットでも申し込みフォームから相談を受け付けてもらえます。
こども発達相談(浦安市こども発達センター)
こどもの心身の発達に関する不安や心配がある時、相談に乗ってもらえます。予約制。
相談の方法や手続きの流れについては、子育て情報局「気軽に相談してみよう ~子どもの成長・発達が気になる、心配な時~」をご覧ください。
浦安市基幹相談支援センター(浦安市障がい福祉課)
障がい児とその家族を支援する身近な相談窓口です。
中核地域生活支援センター「くらっち」(社会福祉法人千楽)
千葉県が設置した総合相談の窓口です。こども、障がい児・者、高齢者、家族などの子育て以外の相談にも、直接または電話にて応じてくれます。
就学相談(教育センターまなびサポート相談室)
特別な教育的支援が必要なこどもの就学相談、園・学校生活に関する相談、通級指導教室の利用に関する相談に直接および電話で応じてくれます。
千葉県子どもと親のサポートセンター
学校生活に関すること、心やからだのこと、その他進路や適性に関することなど、個々の状況に応じて、直接または電話にて相談に乗ってもらえます。Eメールでも相談できます。
上記の他にも様々な相談窓口があります。詳しくは『シーン別子育てガイド:子育てに悩んだら』をご覧ください。
手帳・年金
各種福祉サービスを受けるための手帳や、年金制度があります。
心身障害者扶養年金
心身障がい者を扶養している保護者が、生存中に毎月一定の掛け金を支払い、万一のことがあった場合、後に残された心身障がい者に終身一定の年金を給付する制度。
療育手帳
知的障がい児への一貫した指導や相談などを受けやすくするために、県知事により交付される手帳です。
身体障害者手帳
各種の福祉サービスを受けるために必要な手帳。からだに障がいがある児童を対象に、申請により千葉県知事から交付されます。
精神障害者保健福祉手帳
精神障がいのために長期にわたり日常生活または社会生活への制約がある児童を対象に、交付されます。
経済的な支援
利用者側からの申請や提示がないと利用できない支援もあるので、自分が利用することのできる支援を理解して、せっかくなので上手に活用できるといいですね。
特別児童扶養手当(国手当)
「障害等級」に該当する程度のからだや知的および精神に障がいのある20歳未満の児童を養育している保護者が支給を受けられます。所得制限があります。
障害児福祉手当(国手当)
20歳未満の重度心身障がい者で、身体障害者手帳1級または2級の一部、療育手帳(マルA)程度のほか、これらと同程度の場合、支給が受けられます。所得制限があります。
心身障がい児手当(市手当)
20歳未満の心身障がい児の保護者が支給を受けられます。
就学前の障がいのある児童の発達支援の無償化
令和元年10月1日より、就学前の障がいのある児童を対象とした児童発達支援などのサービスの利用者負担額が無償化されました。無償化に伴う手続きは不要で、既に福祉サービス受給者証を持っている場合は、期限まで引き続き利用できます。
特別支援教育就学奨励費(市手当)
浦安市の公立小・中学校の特別支援学級等に通っているお子さんの就学に関して、経済的負担を軽減するため学用品費や学校給食費などの一部が援助されます。
重度障がい者医療費助成(市手当)
重度障がい者(児)が保険診療を受けた場合に、医療費の一部を助成されます。
障がい児療育事業参加費用の助成
障がい児が療育事業に参加した時の費用の一部が助成されます。
障がい者一時介護委託料などの助成
障がい児を家庭で介護することが一時的に困難となった場合に、障がい児を一時的に有料で預ける際の委託料の助成が受けられます。
障がい児入所施設等入所負担額の助成
障がい児が指定障害児入所施設、指定医療機関に入所している場合に、入所中に必要な負担額に対して助成がされます。
障がい者通所施設交通費助成
福祉サービスを提供する、障がい者通所施設に通所している場合、通所にかかる交通費の一部が助成されます。
福祉タクシー利用費の助成
障がい児などがタクシーを利用した場合に、その料金の一部が助成されます。
バス・鉄道共通ICカード利用負担額助成
年1回、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者(就学児以上)に3,000円分のバス・鉄道共通ICカード利用負担額が助成されます。
軽度・中等度難聴児補聴器購入費用の助成
身体障害者手帳の交付対象とならない軽度・中等度難聴児を対象に、補聴器の購入費用が助成されます。
利用できる施設・サポート
行政だけでなく、民間のサービスもあります。状況にあったサポートが受けられるといいですね。
障がい者等歯科診療所「ひだまり歯科室」
歯科治療をするために特別な配慮が必要で、市内の診療所での歯科治療が難しい子どもの歯科治療をうけることができます。
障がい者等一時ケアセンター
保護者の急な入院や介護負担軽減、又は子どもの自立を育てたい場合などに、こどもを預けることができます。宿泊も可能。
補装具費の支給
身体障がい児が、日常生活の能率向上を図るための補装具費を受給できます。
日常生活用具の給付
在宅重度障がい児の日常生活の利便を図るため、特殊マットや体位変換器、移動・移乗支援用具、特殊尿器、入浴補助用具、電磁調理器、視覚障がい者用時計などの各種生活用具が給付されます。
小児慢性特定疾病児童日常生活用具の給付
在宅の小児慢性特定疾患児の日常生活の利便を図るため、必要とする日常生活用具が給付されます。
紙おむつの支給
在宅や入院中でねたきりの身体障がい児に紙おむつが支給されます。
障がい福祉ガイドブック
障がい児・者やそのご家族への福祉サービスなどをまとめた「障がい福祉ガイドブック」が浦安市から発行されています。
参考サイト
浦安市 障がい福祉ガイドブック
浦安市発行の障がい福祉ガイドブックのデジタルデータをみることができます。
上記の他にも様々なサポートがあります。詳しくは『サービス・施設を探す:子育てや生活の相談・支援や、障がいのあるこども』をご覧ください。